次女が風邪を引いた。
今回の風邪の原因は、確実に昨日のチアダンスの発表会。
寒空の下、薄着で出番まで一時間程立って待たされたから。
まぁ、先生たちも初めての取り組みだったから目を潰sいや、瞑ろう。
なんか発熱以外元気だし、隣で踊ってるし。(踊ってる曲が〖ちゃんみな〗のB級なのはツッコミたい)
さて、我が家の場合、子どもが風邪を引くと、感染症の可能性が低く、かつ軽度の風邪であれば、基本的には診察に行かない。
なぜなら愛情を注ぐことで、回復できるのを知ってるから。
自然治癒力を高めたい気持ちもあるけど、そもそもひとり親だから薬代が無料になってしまい、皆さんからの税金の無駄遣いはしたくない。
あとは病棟保育士として働いているから、対応には慣れてるしね。感染症による症状かどうか概ねわかる。
今回は発熱は、おそらく疲労と環境が要因による体調不良のため、
母親の愛を特効薬として、我が家は様子見を実行します!
いうても愛情で本当に効果は出るんか、なんか胡散臭いなと思われるのも敵わないので、
果たして「母親からの愛情は、どれほど子どもの風邪に効くのか」を書き出していきますー!
科学的にも証明可能!母親からの愛は風邪の特効薬!
そうです、実は母親の愛情は子どもの治癒力に良い効果を表すと科学的にも証明されているんです。
それを教えてくれるのは、脳科学と心理学。わかりやすく解説していきますね。
一番注目すべきは「オキシトシン」
はい、みんな大好き「オキシトシン」
「オキシトシン」はよく「愛情ホルモン」や「絆ホルモン」と呼ばれており、スキンシップや優しい言葉かけによって分泌されます。もう私の読者さんなら十分知ってますよね。
このオキシトシンがまさに特効薬!
ストレスを軽減したり安心感を与えることで免疫機能を向上させてくれます。
治癒力に貢献するオキシトシンの主な働き
- ストレス軽減により免疫機能が向上する
親が愛情を注ぐことにより、子どもは安心感を感じます。するとストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が抑えられます。ストレスが少ないと、病気やウイルスへの抵抗力が強まり、免疫機能が向上!風邪を早く治すことができます。さらにオキシトシンは鎮痛効果があり、体の痛みを和らげてくれます。 - 安心感の強化と睡眠の質が向上
スキンシップや優しい言葉かけにより、子どもの脳にオキシトシンが分泌され、親子間での絆が深まり、安心感が高まります。また、前向きな気持ちにもなれるので、安心して眠りにつくことができます。
風邪を引いてると、「自分、これからどうなっちゃうんだろう…」と漠然とした不安を抱えやすいですよね。体が小さくて経験値が少ない子どもは尚更抱きやすいんです。この不安は安心感を与えることで解消でき、良質な睡眠へと誘い、免疫機能を高め、風邪を早く治せるようになります。
ん~っ最強!ホルモン界の大将軍!
父親からの愛情は効果が違うの?
結論から言うと、父親からの愛情も母親と同じようにオキシトシンの効果を発揮することができます。ただ、生物学上もしくは普段どちらの方が育児に参加しているかでも、接し方やタイミングは異なりますが。
その違いが顕著にあらわれるのは「スキンシップ」
生物学的に言うと母親からのスキンシップは子どもに精神な安定をもたらし、脈拍や呼吸が落ち着きます。
一方父親からのスキンシップは、社交的な育みをもたらし、楽しい遊びを期待して脈拍や呼吸が高まります。
なので、休ませたい時はママをメインにしたり、少し元気が回復してきたり、時折のケアであればパパが行うなど、役割分担をしてもいいかもしれませんね!
風邪をひいてる我が子にしたい、5つの愛情の注ぎ方
では次に、親として子どもにどんなケアができるでしょう。愛情を注いで治癒力を高められるよう、いくつか紹介しますね!
① 優しく抱きしめる
風邪で体調が悪いとき、子どもは不安や孤独を感じやすいです。優しく抱きしめることで、子どもに安心感が伝わります。抱きしめる行為は、オキシトシンの分泌を促し、ストレスを軽減する効果があります。無理に強く抱きしめるのではなく、体調に合わせてゆったりとしたハグがベスト。
② スキンシップを図る
体がだるくて動けないときでも、優しく頭や背中をなでてあげることで、子どもは安心し、リラックスできます。
手を握ってあげるのも良いですね。手を握ることで、親の温もりが子どもに伝わり、安心感を感じることができます。寝る前や横になっているときに手を握ってあげると、特に心が落ち着きやすくなります。
また、母親の場合は、頬やおでこを優しく撫でると子どもが安心して眠りやすくなる効果があります。普段あまり育児に参加していないお父さんの場合は、なんだか嬉しくて楽しくなる気持ちになり、脈拍が上がって眠れなくなる可能性も…?
③ 静かに寄り添う
体調が悪いときは、そばで本を読んであげたり、静かに寄り添っているだけでも、子どもは安心します。
たまに入院している子どものお見舞いに来た親御さんがパソコンを持ち出して仕事をしていることがあります。忙しいのはわかります。でも意識がパソコンに向いているのと自分(子ども)に向いているのとでは効果が異なるので、1時間に10分でもいいので、パソコンや携帯を閉じて、触れ合ったり寄り添ってあげて欲しいもので。
④ 優しい言葉かけと一緒に
スキンシップに加えて、優しい声かけも効果を高めます。「大丈夫だよ」「ゆっくり休もうね」など、安心できる言葉をかけることで、子どもの不安を取り除くことができます。スキンシップとともに、言葉によるコミュニケーションが心のサポートに大きく貢献します。
⑤ 温かい食事や飲み物を作る
病気のときに親が作る食べ物は、ただの栄養補給以上に「ママの手作りだから安心」という心理的効果があり、子どもの気持ちも安定します。(普段料理を作っているのがパパの場合は、パパの方が有効)加えて、食事をしている時に近くにいてあげると、より「ケアを受けている」という嬉しい感覚がよりオキシトシンの分泌を促進します。
我が家は症状によりますが、基本的に消化の良い食べ物(うどんや野菜スープ)です。しょうが湯やゆず茶もよく作ります!
皆さんは、お子さんが発熱した時、どんな料理作ります?是非教えてください。
【余談】なんで兄弟で免疫力の強さが違うの?
次女は季節の変わり目でよく風邪を引きますが、長女は基本的に感染症のみ。
このように兄弟によって違う免疫力。この差はなにか調べてみると、さまざまな要因が影響していることがわかりました。環境や生活習慣、心理要素などわかりきったことは置いておいて、遺伝的な違いなど、どうしようもない理由もあるようです。
① 遺伝的要因
兄弟は同じ両親から生まれているため、多くの遺伝子を共有していますが、決して同一でなく、免疫システムを調整する遺伝子は、兄弟ごとに少しずつ異なります。それにより、病気に対する強さや弱さが生まれます。
② 出産順序
出産順序とは、いわゆる、生まれてきた順番。第一子とそれ以降の子どもでは、母親の体内で受ける免疫環境が異なることが知られています。
第一子は母親から直接受ける免疫の影響を強く受けることが多いです。第二子以降についても、兄弟が増えることで家庭内の環境(感染リスクや外部からの病原体への露出など)が変わり、それによって早期にさまざまな病原体にさらされ、免疫系が早い段階で鍛えられることがあります。
③ 母親からの抗体の違い
母親が出産時に子どもに伝わる抗体の量や種類も、兄弟間で異なる場合があります。母乳を通じて子どもに移行する抗体も、その時期や母親の健康状態によって変わることがあるため、最初に受け取る免疫防御が異なることがあります。
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我が家の次女は、生後4ヶ月で高熱を出して入院した経験があり。低月齢児が風邪を引くと、免疫力や抗体に影響あるのかなぁと思ったけど、検索に出ず。。日本にて小中学生1万3千人を対象に行った研究によれば、「出産順位が下がるほどアレルギーになりにくい」という研究結果だったり、アメリカの研究では「出産順位が下がるほどアトピー性疾患は低い」という結果は出ているようです。
まとめ
どうですか。
改めて親の愛の偉大さ、そして子どもへの影響に驚いたのではないでしょうか。
実際みなさんも風邪を引いたら人寂しくなったり、誰かがいてくれる心強さは経験あると思います。
「昔風邪を引いたら、よくお母さんに蒸しパン作ってもらってたな…」
「熱で辛い時、夜寝ないで看病してくれてたなぁ」
と、今思い返しても温かい気持ちになるのでは?
親からの愛情は単なる感情的なサポート以上の効果があります。
風邪の時こそ、スキンシップや優しい声かけを通じて、子どもが安心して休める環境を作ってあげましょう。愛情は、薬や栄養以上に強力な「自然治癒力」を引き出す力があると言えるでしょう。
大人になってからもこの効果は変わりません。
もしも風邪を引いてしまったら、無理せず弱音を吐きだしてくださいね。
あなたの周りの人が、きっと寄り添ってくれますよ。
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