初めての子育てに四苦八苦。育児本やネット検索しても
情報過多で混乱しちゃう!そんな保護者様の力になるべく、
育児のちょっとしたコツをお教えします!
新生児の頃から今まで育ててきて、寝かしつけに悩んできた方は多いのではないでしょうか。
博報堂こそだて家族研究所によると、3歳未満の子どもを持つママ達が、子育てをする中で最も悩んでいるのが「子どもの睡眠」。7 割以上のママが寝かしつけにストレスを感じ、6 割以上のママが寝かしつけに悩んでいるそうです。(「子どもの睡眠・寝かしつけ」調査 https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2018/12/20181210.pdf)
今回の投稿は【0歳児の寝かしつけのコツ】について。
0歳児さんにはこの寝方!なんていうものがあれば良いのですが、実はここで既に個性が現れます。
私は普段ベビーシッターをする際、その子の個性を見極めて寝かしつけをします。
おおまかにいえば、“神経質な甘えたちゃん” か ”意志が強めな「俺は寝ないぜ!」くん”
今日は“神経質な甘えたちゃん” の寝かしつけ方をご紹介します。
まず、うちの子はどんなタイプなのかしら、と不明な方は、私の保育・育児経験から生まれた独断と偏見に満ちた以下のチェックリストを参考にしてみてください。
☑そばにいないと不安がる。
☑すぐに抱っこをねだる。
☑布団におろそうとすると、すぐに起きる。
☑初めての場所や初めての人を見ると緊張する。
上のリストが2つ以上あるお子さまは【神経質で甘えたちゃん】の可能性あり!
以下の寝かしつけ方を参考にお試しください。
【育児のコツ:睡眠編】”神経質な甘えたちゃん”の場合…
「ママから離れたくないよ~、抱っこがいいよ~」と眠りながらも抵抗する甘えたちゃん。
気持ちに応えてあげたいけど、毎日何時間も抱っこで寝かしつけは体に堪えますよね。
そんな甘えたちゃん達にはこんな寝かしつけがオススメです。
寝かしつけのpoint
■肌が触れるような抱き方をする。
甘えたちゃんは、ママやパパが大好きです。
大好きすぎて寂しがり屋。
できることならば少しでも一緒にいたいし、触れていたい。
そこを逆手に取れば、「肌が触れていれば安心する。」
意識が遠のく眠りの世界、それを怖がり泣いてしまう赤ちゃんは多いです。その怖さを払拭するのが誰かの体温。肌と肌が触れる範囲が広ければ広い程、赤ちゃんは安心します。寝かしつけの抱っこの際は、腕や頬、頭など、お互いの体温が伝わるように意識してみてください。
おすすめの環境設定
以下は個人差がありますので一概には言えませんが、総合的な傾向として以下の点が眠りやすい環境なのかなと思います。
■BGM:優しい歌声、オルゴール、雨の音
■照明:薄明かり
■胸・手の平、膝の下に布団や軽いぬいぐるみを乗せる
■BGM
優しい歌声、オルゴール、雨の音など、お子様の落ち着く音を流すと、それを頼りに少しずつ眠りに入ることができます。
深い眠りについたら、無音にして、よく眠れるようにしましょう。
■照明
いきなり電気を消されては、「なにが始まるの!?」と驚いてしまう敏感で神経質な一面を持つ甘えたちゃん。
おすすめとしては、照明を暗くするか、カーテンをうっすら開ける。
室内が薄っすら見える光の加減が心地よく、「ここはよく知ってる僕の家だ…」と安心して眠ることができます。
真っ暗な方が眠れる子、明るい方が眠れる子、間接照明の方が眠れる子など様々なタイプがありますので、お子様にとってちょうどよい明るさを探してみてください。
寝かしつけのコツ:布団におろす時の基本的なPOINT
■おろす時は筋肉のこわばりがなくなってから!(ピクッという反射)
■BGMは寝始めて15~30分は継続。深い眠りについたら静かな環境設定に。
■布団に置く時、胸に置いた手は一番最後に離す。
■おろす時は筋肉のこわばりがなくなってから!(ピクッという反射)
「急いては事を仕損じる」この諺を胸に布団におろしましょう。
やっと寝てくれたのに、布団におろすのを失敗するとまた一からやり直し。
その分気力も体力も消されますよね!
意識して欲しいのは、筋肉のこわばりがなくなってから。
布団におろそうとする時、抱っこで寝た体勢は崩れますよね?その時に少しでもお子様の体がピクッとなれば要注意。うまくおろせる確率は36%程です。(私の体感)
完全に深い眠りについた時が狙い目です。
見極め方は2つあり、
①筋肉のこわばりがなくなった時
②体がずしっと重くなった時
この2点です。
どちらも要は体が脱力状態にあることを言うのですが、大事なポイントなので是非覚えてください。
■BGMは寝始めて15~30分は継続。深い眠りについたら静かな環境設定に。
寝かしつけ~寝入り~深い眠りにつくまでは一貫して同じ系統のBGMにしましょう。
甘えたちゃんは変化に敏感です。
BGMがオルゴールだったのに、急に歌声になると意識がそちらに向かい、睡眠の妨害にもなりかねません。
音量は眠りに伴い、段々小さくなるのが理想です。
歌声でしたら特に調整しやすいですね!
■布団に置く時、胸に置いた手は一番最後に離す。
生まれて1年にも満たない赤ちゃんでも、実は本能で胸が大切なことを理解しているのです。
胸が何かで隠れていると安心する。大人でもそうですね。
眠る時も同じです。
一番大切な場所が大きな手が乗っていると、守られるようで安心します。
コツとしては布団に置く際、胸ががら空きになったら即座に片手で抑えるか、最後まで体を密着させるか。そして胸から手を離す時は、そっと手の力を抜いて離してみてください。手の代わりに布団を掛けてあげたら完了です。
寝かしつけのコツ:よく眠れるpoint
■手の平・胸・膝の下に布団やぬいぐるみを置く
布団で寝ていても手足が動く時ありますよね。
あれは眠りが浅くなった時に見られる「抱かれているか確認する動作」だと思っています。
「あっ うっかり寝ちゃった!!」と眠りの中で気が付いて手足を動かす。しかし、なにも触れない→抱かれてない→不安になって起床。こういうパターンが見られることはしばしば。
そう、手の平、膝の下は抱かれていることを感知するセンサーのような役割を担っています。
なので手の平や膝の下になにかが触れていれば安心するのです。
おすすめは、布団の端や軽いぬいぐるみ。そっと上に乗せてあげるだけでも違います。
極力抱っこに近い状況で布団で眠っていれば安心して再度眠りにつくことができます。
少し異なるのは胸に関して。
先述の通り、赤ちゃんは本能で胸が大切な場所だと自覚しています。大人も胸に手を置くと落ち着きますよね。あれと同じような感覚で、赤ちゃんも胸にほんの少しの軽い圧があると落ち着きます。胸を優しくとんとんすることも、これにあたると思います。
ただ注意したいのは、重たいものを乗せないこと。
たとえば大人が使用する毛布などは、間違って赤ちゃんの顔に乗ってしまった場合、窒息の恐れがあります。
必ず赤ちゃんの力でどかすことのできそうな軽い布団やぬいぐるみにしましょう。
寝かしつけのコツ:まとめ
いかがでしたでしょうか!
神経質な甘えたちゃんの思考はなんとなく伝わったでしょうか。
甘えたちゃんが望むのは「抱っこされた状態を保たれること!」
なので大人ができるのは、抱っこに近い状態で寝かせてあげること。
これが安眠への第一歩だと思います。
抱っこに近い状態といえばうつ伏せを浮かべる方もいますが、乳児突然死症候群(SIDS)の危険もありますので、仰向けで解決できる方法をおすすめします。
また、仰向けで寝ていても寝返りをしてうつ伏せになったり、重い布団が顔にかかって窒息する危険性もありますので、1歳頃までは時折目を配り、注意して見てください。
少しでもお子様が安眠できて、ママやパパも心が楽になりますように。
是非参考になさってください。
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