「子どもとの時間が少ない…」仕事で忙しい親でもできる愛情たっぷりの関わり方

おすすめの育児のコツ
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「子どもとの時間が少ない…」と悩んでいませんか?仕事や家事に追われ、気づけば1日が終わってしまう。そんな毎日を送る中で、「もっと子どもと向き合いたい」と感じる親は多いはずです。

本記事では、忙しくても短時間で子どもと信頼関係を築く方法を解説します。「子どもとの時間が少ない」中でも、親子の絆を深めるコツや実践しやすい育児ハックを紹介。

この記事を読むことで、子どもが愛情を実感できる関わり方がわかります。「子どもとの時間が少ない」と感じる罪悪感を減らし、今すぐ実践できる方法を見つけていきましょう。

子どもが10歳になるまで一緒にいられる時間はどのくらい?

子育てで手を掛けるのは、おおよそ10歳未満まで。
では生まれてからの10年。平日8時間労働をしている場合は、どのくらいの時間子どもと一緒に過ごせるのか計算してみましょう。

まずは就寝時間を除いた子どもといられる時間を割り出していきましょう。

平日:朝1.5時間 + 夜3時間 = 1日4.5時間
週末(土日):家にいる時間が増えると仮定し、1日10時間とする

すると…
1週間一緒にいられる時は
平日(5日間):4.5時間 × 5日 = 22.5時間
週末(2日間):10時間 × 2日 = 20時間
42.5時間/週

年間にすれば、42.5時間 × 52週 = 2,210時間/年
10年間の合計時間2,210時間 × 10年 = 22,100時間
割合で言えば約25.2%(22,100時間 ÷ 87,600時間)

さらに言えば、朝1.5時間・夜3時間あっても、その中で家事の準備・食事・入浴などをこなすと、親子でじっくり会話したり遊んだりできる時間は1〜2時間程度しかありません。また、スマホに気を取られていたり、心の余裕のなさなどで「本当に子どもと向き合えている時間」はさらに短くなります。

こう考えると、「もっと子どもと向き合う時間を大切にしたい」と思う親が多いのも納得ですね。限られた時間だからこそ、「量」ではなく「質」を意識した親子の時間を作ることが重要です。

「時間の量」より「質」が大切な理由

親子の絆は、一緒にいる時間の長さではなく、どれだけ心を通わせたかが重要です。短時間でも子どもと向き合うことで、信頼関係はしっかり築けます。 脳科学でいえば、子どもの脳は、親からの愛情を「接する時間の長さ」ではなく、「安心感のある関わり」で判断します。短時間でも温かい対応が愛着形成を促します。

忙しくても実践できる!子どもと濃密な時間を過ごす方法

ではもう少し具体的に見ていきましょう。

まずは、1日5分から始める「子どもに集中タイム」
短時間でも子どもと向き合う時間を確保すると、親子の信頼関係が深まります。
スマホを置き、目を見て話してみてください。たったこれだけでも特別な時間になります。

もし余裕があれば15分を心掛けてください。この15分、実は脳にある幸せホルモン「オキシトシン」が分泌される平均的な時間なんです。
この15分間子どもと向き合うことで、「ママ(パパ)が僕のことを見てくれてる!僕のこと好きなんだ!僕も大好き!」と実感し、親の愛情を感じることができます。

さらに効果的なのは「スキンシップ」を図ること。
子どもは親からのスキンシップを通じて安心感を得ます。抱っこやハグ、頭をなでるだけでも、愛情をしっかり伝えられます。スキンシップは短時間でも愛情を注ぐことができます。

忙しい朝でも「おはようのハグ」をしたり、寝かしつけでトントンしてあげたり。毎日のルーティンとして親子のふれあいタイムに活用すると、習慣的に濃密な時間を確保できます。

\ ひとくちメモ! / 家事を子どもと一緒に楽しめば一石二鳥
料理や洗濯を一緒にすると、子どもとの時間が自然に増えます。「お手伝い」としてではなく、親子の共同作業として楽しむのがポイントです。「親と一緒に活動している」その事実が、子どもの心を満たしてくれますし、なにより親も助かりますよね♪

終わったあとにきちんと感謝を伝えるとやりがいを感じて、大きくなってからも協力してくれやすくなりますよ。

短時間で親子の信頼関係を築くための具体的な方法

子どもにとって、大人と信頼関係を築く上で大切な材料はなんでしょう。それは「子ども自身を受け止めてくれること」と「愛情を注がれること」。この2点は譲れません。ひとつずつ解説していきますね。

信頼関係を築くためにまず一番大切なのは、子どもの気持ちを受け止めること!
これは親に限らず保育士でも言えること。
子どもには子どもの考えがあります。親が望んでいない言動だったとしても、まずは子どもの気持ちを尊重してあげましょう。「そうだったんだね、○○な気持ちだったんだね。」と気持ちを受け止めるだけで、子どもは安心します。これを第一にすることでアドバイスは通りやすくなりますし、自尊心は守られ、心を開きやすくなります。

次に「愛情を注がれること」です。

オススメなのは寝る前のひとこと習慣
寝る前に「今日楽しかったこと」を聞いてみてください。子どもは自分の話を聞いてくれる喜び、一日の楽しかったことを思い返して、気持ちが満たされて安心感を得られます。

さらにここにスキンシップが加われば、もう最高。
「大好きだよ」と伝えるだけでも、心が満たされます。あぁ、自分は愛されているんだ。とオキシトシンが分泌されて、親への愛着は高まり、一日の疲れは癒され、明日もがんばろう、とエネルギーに変わるんです。

忙しい平日はこの2つを徹底してください。これだけは欠かせない。
信頼関係を築くことで親からの愛情を感じ、子ども自身が自己受容できるようになると、将来周囲に対して優しくなれたり、前向きな人生を送れるようになります。

仕事と育児のバランスを取るためのタイムマネジメント術

そもそも平日4.5時間ですべての家事育児を終わらせるって、かなり大変ですよね?
料理は作らないとだし、洗濯も干さないとだし、子どもは手が掛かるしで分身したいほど。

分身は非現実的なので、仕事・家事・育児のタイムマネジメントを見直していきましょう!

■ 夫婦で育児を分担する
お互いの負担を減らすには、具体的な役割分担が重要です。「どちらが何を担当するか」を明確に決めると、ストレスが減ります。例えば、お風呂に入れる係、寝かしつけ係など。着替えのセットの分担なども決めておくと「相手がやってくれるだろう」という惰性からのトラブルも回避できます。

■ 在宅勤務・フレックスタイムを活用する
育児をしていると秒で時間が溶けるので、通勤時間すら見直したいですよね。そんな時は勤務先と相談し、可能な範囲で調整するのも一つの方法です。ただ、子どもが家にいる状態でワンオペは不可能と思ってください。無理です!パソコンから目を離せないのに、さらに目を離せない子どもの世話は無理です!あくまで通勤時間の短縮という名目で在宅勤務を開始すると良いと思います。止むを得ず子どもを見ながら在宅ワークになる場合は、ベビーシッターに頼ることを本気でオススメします。

■ 家事を効率化して、子どもとの時間を増やす
時短家電や宅配サービスを活用すれば、家事の負担が減ります。「育児も家事も完璧を目指さない」これ、心に常に留めておくと、気持ちにも余裕が生まれます。昔は基本的に専業主婦だったから料理にもこだわれたし、部屋も毎日掃除ができたんです。今は在宅時間4.5時間程なので無茶です。一秒でも時短できるように。時短家電や宅配サービスに頼りましょう!!!
例:)食洗器、自動掃除機ロボットなど

■ 周囲のサポートを上手に活用する(祖父母・一時預かり・シッターなど)
親だけで頑張りすぎず、周囲の力を借りるのも大切です。祖父母や一時預かりを活用すると、気持ちにも時間にもゆとりが生まれます。これは本当に大切です。忙しい毎日に追われると自分のことを後回しにしますよね、そうすると「自分らしさ」を失います。自分らしさを失うと、生きる意味を見失います。子育てが終了すると、多くの方が患う「空の巣症候群」に陥り、鬱になることも。自分の心の声、大切にしましょう。

忙しい親のための「育児ハック」4選

ちょっとしたコツで、毎日の育児を充実したものにできる「育児ハック」を4つ紹介していきますね!

■通勤時間も親子で会話を
通勤中の移動時間でもアレクサやスマホを通して子どもとコミュニケーションを図ることができます。例えば小学生の子どもよりも親が先に家を出てしまう場合、子どもが家を出る時間に「行ってらっしゃい♬」とメッセージを送るだけでも、一緒にいなくても自分のことを想ってくれてるんだ、と嬉しくなり、親子のつながりが深まります。また、置手紙も有効です。ちょっとしたことでも子ども充てにメッセージを書いておくと、子どもは親との繋がりを感じて宝物の一枚に変わります。

■短時間でも楽しめる「親子遊び」アイデア
10分程度でできる遊びのレパートリーを増やすと、親子で濃密な時間が作れます。
特にスキンシップを交えた遊びがおすすめです。

・グリコ
「グーリーコ!」とじゃんけんして勝った人は指の数だけ前に進める定番ゲーム。

・スピードお絵描き
親子でお題を決めて、制限時間1分以内に絵を描く。「○○を描いて!」とリクエストし合うのも楽しい。

・しりとりバトル
普通のしりとりをスピード勝負にしたり、「動物しばり」「食べ物しばり」にすると盛り上がる!

・目隠しチャレンジ
目を閉じて、親が出す物を手で触って当てるゲーム。「これは何かな?」と触感で想像する力が鍛えられる。

・手遊び歌
「グーチョキパーでなにつくろう」「アルプス一万尺」など、昔ながらの手遊び歌を一緒にやるとスキンシップにも◎

タオル綱引き
タオルの両端を持って、親子で綱引き!力加減を調整しながら遊べば、小さい子でも楽しめる。

・風船リフティング
風船を床につかないようにパスし合うゲーム。制限時間内に何回続けられるかチャレンジ!

ミッションお片付け
「10秒以内に赤いものを3つ片付けて!」など、遊びながら片付けをすると楽しく習慣化できる。

3つの質問ゲーム
「今日一番楽しかったことは?」「好きな動物は?」「もし魔法が使えたら?」など、3つ質問して親子で答え合う。

■子どもの自己肯定感を高める「一言フレーズ」
「ありがとう」「すごいね」「頑張ったね」など、短い言葉が自信につながります。意識してポジティブな声かけを増やしましょう。さらに効果的なのは「○○をしてくれて嬉しかった!」「こんなところがすごいね」「前はできなかったのに、○○ができるようになって頑張ったね!」など具体的に良かった点を伝えると説得力が増して自信がつきます。

■1日1回「ハグ」と「ありがとう」を習慣化
ハグや感謝の言葉を日常に取り入れると、子どもの心が満たされます。忙しくても、この小さな習慣が親子の絆を深める鍵になります。

まとめ:忙しくても大丈夫!短時間でも子どもと信頼関係を築こう

「子どもとの時間が少ない」と悩む親は多いですが、大切なのは時間の「量」ではなく「質」です。短時間でも、子どもにしっかり向き合えば、十分に信頼関係を築けます。忙しい毎日の中で、親子の時間を充実させるために、今回紹介したポイントを振り返ってみましょう。

1. 「時間の量」より「質」が大切

  • 親子の絆は、長時間一緒にいることではなく、どれだけ心を通わせたかで決まる。
  • 子どもは「安心感のある関わり」で愛情を感じる。
  • 短時間でも、しっかり向き合えば信頼関係は築ける。

2. 忙しくても実践できる「濃密な親子時間」の作り方

  • 1日5分でも「集中して向き合う時間」を確保する。
  • スマホを置き、目を見て話す習慣をつける。
  • スキンシップを意識し、ハグや頭をなでることで愛情を伝える。

3. 短時間で信頼関係を築く具体的な手順

  • 「ながら育児」をやめ、一瞬でもしっかり向き合う。
  • 子どもの話を「共感」しながら聞くことで、安心感を与える。
  • 寝る前に「今日楽しかったこと」を話す時間を作る。

4. 仕事と育児のバランスを取るタイムマネジメント術

  • 夫婦で役割を明確にし、お互いの負担を減らす。
  • 家事を効率化し、子どもと過ごす時間を確保する。
  • 祖父母やシッターサービスを活用し、余裕を持つ。

5. 忙しい親のための「育児ハック」

  • 通勤時間を活用し、音声メッセージなどで親子のつながりを強化する。
  • 10分でできる遊びを取り入れ、短時間でも楽しい時間を作る。
  • 「ありがとう」「頑張ったね」など、自己肯定感を高める声かけを増やす。

仕事や家事に追われ、子どもとの時間が取れないと感じることは誰にでもあります。
しかし、少しの工夫で短い時間でも充実した親子のふれあいを実現できます。

毎日の生活の中で、無理なく取り入れられる方法から試してみましょう。

時間が足りないと感じたときこそ、「どれだけ向き合えたか」を意識することが大切です。忙しい親だからこそ、限られた時間を有効活用し、子どもとの絆を深めていきましょう。

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