災害時に使える!おむつやミルクなど6つの代用品

おすすめの育児のコツ
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地震大国ニッポン。数年に一度大きな地震に見舞われ、被災者の生活が脅かされています。
地震はいつどこで発生するかわかりません。いざ自分が被災者になってしまった時、落ち着いて行動できるように、避難グッズはもちろん、知識も備えましょう。

おむつの代用品

災害時は、いかに少ないもので簡単にできるかが非常に重要です。
今回は1,2分でできるおむつの作り方を紹介します。

【用意するもの】
・タオル ・ポリエチレン袋 ・はさみ

【作り方】

①袋の持ち手の端と両脇部分をハサミで切る。


②袋を縦長の状態に開き、タオルをはみ出さないようにたたんで置く。
おしっこが沢山でてもいいように、前の部分を三分の一折ると安心!


③タオルの上端が赤ちゃんの腰のあたりにくるようにセットする。(モデル:プー)


④上側の持ち手部分を、赤ちゃんのおなかの前で結ぶ。
(結べるのがギリギリのウエスト)


⑤下側の持ち手部分を、お腹の結び目の下に通して結べば完成です!

布おむつと同じ仕組みですが、通気性が悪く蒸れやすいので肌トラブルに繋がったり、漏れやすいので、あくまで応急処置として考えてもらえたらと思います。しっかりした袋であれば、中のタオルだけを替えることもできますが、衛生面も考えると紙おむつの方が安心かと思います。おむつの備蓄は1週間分が理想です。

一週間分のおむつは何枚?

個人差もあるので、お子様は普段どのくらい使用しているのか把握すると良いかもしれません。

■新生児~3ヶ月は700枚~1050枚
新生児~3ヶ月はおむつを一日に10~15枚使用します。

■3ヶ月~6ヶ月は560枚~700枚
3ヶ月~6ヶ月はおむつを一日に8~10枚使用

■6ヶ月~1歳半は420枚~560枚
6ヶ月~1歳はおむつを一日に6~8枚使用

■1歳半以降は420枚程
6ヶ月~1歳はおむつを一日に6枚程使用

👇早速備えましょう!
おむつを購入する

ミルクの代替品

突如避難を強いられて、ミルクを持ち合わせていない!ということもあるかもしれません。そんな時に活かせるのが代用ミルク。代用ミルクは生きる上で最低限必要なものとして、ブドウ糖・糖分と水分を摂取できるように作ります。もし余裕があれば、一つまみの塩を入れるのも◎。

【用意するもの】
・コップ ・スプーン ・砂糖

【作り方】
コップ1杯(約200ml)のぬるめのお湯に大さじ1杯の砂糖を溶かす
※もし砂糖が溶けにくい場合は、カセットコンロなどで水を少し温めて溶かすなどして、人肌に冷ましてください。

災害時にも活かせる長期保存可能な粉ミルクも販売しています。
もしもの時に備えると安心ですね!
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★哺乳瓶の代用品は【紙コップ】でできます。

紙コップでの飲ませ方

①砂糖水をコップに半分程度入れる。(こぼれることを防ぐため)
②赤ちゃんの体を布やタオルで包む(赤ちゃんの手がコップにあたるのを防ぐため)
③ガーゼやタオルなど、よだれかけになるものを赤ちゃんの顎(あご)に挟む。
④赤ちゃんを縦だっこする。(誤えんを防ぐため)
⑤紙コップを赤ちゃんの下唇に当てる。
★口に流しこむと気管支に入る可能性があるので、必ず下唇に当てる程度にします。赤ちゃんは自分で舌を出してペロペロとなめながら飲むので、少しずつあげることが大事です。嫌がった場合は、スプーンでも代用可能です。

■注意点
・時々げっぷさせる ・飲み残しは与えない ・周囲に専門的な支援にあたる保健師、助産師、看護師の方がいる場合は対応を聞く ・一度使用した紙コップは捨てる

離乳食

代用できるのは、缶詰のフルーツやビスケット、ご飯など。食材は加熱殺菌がされているものをつかってください。

フルーツ缶
1)糖分の高いシロップは捨てる。
2)果物をポリエチレン袋やラップで使ってもみ込み、月齢にあったサイズに細かくする。

※そのままスプーンですくって食べさせられるので、便利です。

②ごはんやバナナ(生後6ヵ月~)
つぶしてお湯でのばす。

③赤ちゃんせんべい
少量のお湯で溶いて与える。

ポリ袋でできる!ご飯・おかゆの作り方

【用意するもの】米、カセットコンロ、鍋、ポリ袋、水

【材料】
 ごはん:1膳分
米1/2合(約80g)、水1/2カップ(100ml)、ポリ袋1枚
 おかゆ:1膳分
米1/4合(約40g)、水1カップ(200ml)、ポリ袋1枚


【作り方】
① 米をポリ袋に入れ、少しの水で軽くもみ洗いし、その水を捨てる。
*無洗米の場合は不要です。
② ①に分量の水を加え、空気を抜いて上の方で口を結ぶ。
*20分程度浸水させると良い。
③ 鍋に水を入れる。②を入れ、ふたをして加熱する。
沸騰したら中火にして約20分加熱し、 火を止め、そのまま10分ほど蒸らす。
*鍋に沸騰させる水の量は、鍋の1/3量程が目安となります。
*鍋底が高温になり、ポリ袋が溶けてしまうことを防ぐために、鍋底にお皿を敷きましょう。

ポリ袋でできる!蒸しパン

【用意するもの】ポリ袋、カセットコンロ、鍋、ポリ袋、耐熱皿、ホットケーキミックス、水、砂糖、サラダ油

【材料】ホットケーキミックス50g、水50g、砂糖大さじ1/2、サラダ油大さじ1/2

【作り方】
①ポリ袋にホットケーキミックスと砂糖を入れて混ぜる
②水とサラダ油を入れて混ぜる
③空気を抜いてポリ袋の端をきつく縛る
④鍋に耐熱皿を敷いて、袋全体が使える程の水を入れる
⑤沸騰させてからポリ袋を入れて15分湯煎する
⑥途中10分でポリ袋をひっくり返す
⑦生焼けでないか確認し、完成!

野菜ジュースコーンを入れれば栄養補給にも!

▼クックパッドのレシピ一覧はこちらhttps://cookpad.com/search/%E3%83%93%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB%20%E8%92%B8%E3%81%97%E3%83%91%E3%83%B3

お風呂

あくまで最低限のケアということなので汗をかきやすい場所を重点的に拭ければ細菌対策として有効です。皮膚の弱い赤ちゃんは皮膚トラブルに繋がりやすいので、定期的に拭いてあげましょう。

【用意するもの】ティッシュやタオルなど体を拭くもの

【お手入れ方法
ティッシュやタオルを水でしめらせ、
・汚れやすい口まわり・汗をかく脇や背中、首や腕、足などのしわの間・かぶれやすいお尻
を中心に優しく拭く。

これがあると安心!子連れにおすすめの避難グッズ

首都直下地震の場合、インフルが完全に麻痺すると言われています。機能回復までにおおよそ一週間と言われていますので、避難グッズも一週間を目途に用意するといいですね。

・母子健康手帳 ・健康保険証 ・抱っこひも ・おむつ・おしり拭き(おしり拭きは体全体を拭くことも考えて多めに) ・ミルクセット・離乳食 ・紙コップ(哺乳瓶の消毒ができないときに)・スティックシュガー(ミルクがなくなったときに砂糖水をつくるため)・ガーゼのお包みやショール ・ガーゼのハンカチ ・タオル ・ティッシュ・トイレットペーパー ・レジ・ビニール袋 ・ワセリン ・着替え ・防寒着 ・おもちゃ ・アルコール除菌ジェル・シート(母親用)

まとめ

いかがでしたか。いつ地震が起こるかわからないからこそ、事前の備えは大切ですよね。
備品だけでなく、知識も是非ストックしてみてください。

今回の記事作成に参考にさせてもらったサイト、また、災害時の情報に役立ちそうなリンクを下記に掲載させていただきました。

・日本新生児成育医学会
被災地の避難所等で生活をする赤ちゃんのためのQ&A

・NPO法人 ラ・レーチェ・リーグ
災害時の心配

・特定非営利活動法人 MAMA-PLUG
あかちゃんとママを守る 防災ノート

・東京備蓄ナビ
https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/tool/

・札幌市HP https://www.city.sapporo.jp/eisei/shokuiku/suishinkaigi/documents/saigaijigaido.pdf

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