親もつらい!子どもの咳でイライラする理由と今すぐできる4つの対処法

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いつまでたっても止まらない子どもの咳。

正直言うと、心配する一方で「うるさい」とか「イライラする」とマイナスな気持ちになってしまうことって、ありますよね。そんな自分に罪悪感を抱く親御さんも多いですが、心配しないでください。実はそれはごく自然な反応です。

この記事は、子どもが咳をする度にイライラしてうるさく感じるママやパパに向けて、イライラの原因を脳科学や心理学の観点から解説し、すぐに実践できる咳の対処法や心を落ち着ける方法を紹介します。

この記事を読めば、子どもの咳に振り回されず、親子で穏やかに過ごすための具体的なヒントが見つかるはずです!

心配するべきなのにどうして?どもの咳にイライラしてしまう理由

子どもの咳にイライラしてしまうのは、決して親としての愛情が足りないからではありません。
実は脳の働きや心理的な要因が関係しています。案外大したことはないんですよ、そりゃそうだ、と腑に落ちる内容ばかりです。では一つずつ見ていきましょう。

脳科学:イライラするのは、脳が疲れているから

脳科学でいえばイライラは「脳の疲労サイン」とも言えます。
特にストレスや睡眠不足が続くと、感情をコントロールする前頭前野の働きが低下し、些細なことでも反応しやすくなります。
要は子どもが夜間激しく咳をすると親も目が覚めますよね。
なぜ目が覚めてしまうのか。それはこちら▼

\ ひとくちメモ /なぜ子どもの咳で目が覚めてしまうのか

脳には危険を観察する役割を担っている「扁桃体」という部分があります。
「偏桃体」は、特に親子間の子どもの異変に対して敏感に反応します。母親は子どもの泣き声や咳など、生命維持に関わる音を「危険信号」として処理しやすく、眠っていても脳が完全にはオフにならない状態になります。


心理学:イライラするのは、子どもの咳を治せない不甲斐なさから

話を戻して、なぜ子どもの咳を聞くとイライラしてしまうのか。
心理学的に言うと「子どもを守りたいのに思い通りにできない」という無力感がイライラを引き起こす原因となっています。
加えてここに自己犠牲のストレスも加わります。

薬もあげてるし、病院で診察もしてもらっているのによくならない…おまけに自分のやりたかったこともできず、仕事も休みが続いている。

思い通りにいかなくてイライラしちゃいますよね。
わかります。

ですが、イライラする自分を責めるのではなく、「今、自分も疲れているんだ」と気づくことが大切です。自分の心の状態を理解するだけで、気持ちが少しラクになるはずです。

子どもはどんな気持ちで咳をしているのか?

ではイライラしている親の横で、咳をしている子どもはどんな気持ちでいるのでしょうか。

止まらない咳ってツラいですよね。
頻繁な咳で体力を消耗し、慢性的な疲労感が残ります。その上夜間の咳で眠れないことが続き、免疫力も低下。強い咳が続くことで、胸や腹部の筋肉に負担がかかり、痛みを感じることもあります。
止めたくても止まらないし、自然と出ちゃうんですよね、なぜならホコリや細菌、冷たい空気などの刺激から気道(気管や喉、肺)を守るための防御反応だから。
子どもだって止めたいんです。

子どもは咳をすることで体がつらいだけでなく、不安や戸惑いも感じます。
特に、咳が止まらず親がイライラしている様子を見たとき、子どもは「自分が悪いのかな」と思い込んでしまうことがあります。

先述しましたが、咳はコントロールできない不快な症状です。
それは大人である私たちも重々知っていますよね。
「苦しいけど、わざとじゃないのに…」と、言葉にできない思いを抱えています。
それでも親が困っている姿を見れば、「ごめんね」と自責に感じてしまうことも。

親がイライラを我慢する必要はありませんが、「つらいね、大丈夫だよ」と安心できる一言声をかけるだけで、子どもは前向きな気持ちになれます。その共感が、子どもの心にとって何よりの癒しになるのです。

子どもの咳を落ち着かせる具体的な方法

子どもの咳を和らげるためには、原因に合わせた正しい対処が必要です。
病棟保育士が思う、なにより大切なのは、部屋の湿度を40〜60%に保つこと!
部屋の湿度を上げることで乾燥を防ぎ、ホコリが舞ったり、喉が傷つくのを防ぐことができます。

▼加湿器がない場合は、以下の方法を試してみてください。

  • 水を入れたコップやマグカップを置く
  • 濡らしたタオルや洗濯物を干す
  • 入浴後に浴室のドアを開ける
  • 霧吹きやルームミストでカーテンやソファなどを吹きかける
  • 水を含んだペーパーアートを飾る
  • ストーブやファンヒーターを使う:石油やガスを使うタイプ
  • 寝る時にマスクを付ける:ウエットフィルター付きなどのマスク
  • こまめに水分補給をする:温かいお茶や白湯は◎。

また、咳がひどい場合は、上体を少し起こして寝かせると楽になることがあります。また、背中を優しくトントンとさするだけでも、子どもは安心感を得られます。

▼病院でも行っている「咳を和らげる方法」はこちらの記事をご覧ください!

でもやっぱりストレスはたまるもん!チェックしたい看病中の気晴らし方法

自分のイライラを受け入れても、子どもの気持ちに寄り添えたとしても、でもやっぱりストレスは溜まりますよね。そりゃそうだ。
イライラや疲れを少しでも和らげるために、看病中でもできる短時間でできる気晴らしを取り入れましょう。

🌿 気持ちをリフレッシュする方法

  • 深呼吸やストレッチ:体を軽く動かすだけでもリラックスできます。
  • 温かい飲み物を飲む:ハーブティーやココアなどでホッと一息。
  • 好きな香りを楽しむ:アロマやハンドクリームの香りで気分転換。

📱 スキマ時間に楽しめること

  • 好きな音楽を聴く:たまにはノリノリで踊っちゃってもいいかもしれない!
  • スマホで短い動画を見る:癒し系の動物動画や、お笑い番組などで気分転換!前向きになれる!
  • 電子書籍やマンガアプリ:気軽に読めるライトな内容が◎。感情移入して現実逃避もできそう。

💬 誰かとつながる

  • SNSや育児コミュニティ、メッセージで気持ちを吐き出す:共感してもらうだけで楽になることも。
  • 家族や友人と電話で話す:少しの会話がリフレッシュにつながる。

これの為にがんばる!看病が終わった後の楽しみ

子どもが回復したら、看病を頑張った自分へのご褒美を用意しましょう!

🎉 自分へのご褒美タイム

  • おいしいスイーツやごちそうを食べる:頑張った自分に特別なご褒美を。
  • 好きな映画やドラマをゆっくり観る:気兼ねなくリラックスできる時間を作る。
  • ゆっくりお風呂に入る:お気に入りの入浴剤を使ってリフレッシュ。
  • マッサージや美容ケア:整体や美容院に行ってリフレッシュするのも◎。

👨‍👩‍👧‍👦 子どもと楽しむ時間

  • 子どもと外に出て気分転換:公園やカフェなどでリフレッシュ。
  • 回復祝いのプチイベント:おうちで特別なおやつや好きなメニューを楽しむ。
  • 新しい遊びを一緒にする:回復後に楽しめるおもちゃや絵本を用意しておくのも◎。

看病中も少しずつ気晴らしをしながら、終わったあとの楽しみを考えると、心に余裕が生まれます。無理せず、自分自身も大切にしてくださいね!

まとめ|子どもの咳にイライラする自分を責めず、親子で穏やかに乗り越えよう

子どもの咳が続くと、心配と同時にイライラしてしまうのは自然な感情です。
誰もが完璧な親でいようと頑張りますが、心と体が疲れていれば感情のコントロールは難しくなります。大切なのは、自分を責めず、少しでも気持ちと状況をラクにする工夫を知ることです。

この記事でお伝えしたポイントを振り返りましょう。

\ 特に重要なポイント 

  • イライラするのは自然なこと
    疲労やストレスが脳の感情コントロール機能を低下させ、イライラしやすくなります。
  • 子どももつらさと不安を抱えている
    咳は子どもにとっても苦痛で、親のイライラに気づくと「自分のせいかも」と感じることがあります。
  • 小さな共感が子どもの安心感になる
    「つらいね、大丈夫だよ」の一言が、子どもの心を穏やかにしてくれます。
  • 咳を和らげる具体的な対策
    室内の加湿、こまめな水分補給、上体を起こした姿勢での睡眠など

これらのポイントを抑えて、親子で共に咳を乗り越えましょう!必ずいつかは落ち着きます!!

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