「男の子のママっぽい!」
って、言われる人って一定数いますよね。
おそらく見た目や言動から〖男の子ママ〗と確証バイアスを立ててるだけなんでしょうけども、実際どんなイメージを抱かれてるのか。
男の子のママってどんなイメージ?
女の子のママは?
ってなわけで、調べてみました!
一般的に言われる【男の子のママ】の特徴とイメージ
まず、特徴を挙げるにあたり、ひとつ仮説を立ててみました。
「男の子(女の子)の典型的な特徴から、男の子ママの共通点を導けるのでは?」
ジェンダーな時代ですけど、結論男女差は生まれつきあるわけで。
ホルモンによる違いがあるわけで。
そこから導き出したママの特徴を挙げてみました▼
(my統計的に当てはまる方が多いケースを、星五つ評価で表しています。)
【多少のケガや汚れに動じない】★★★★☆
男の子は外で元気に遊び、しばしば転んだりケガをしたりすることが多いので、ママは子どもが冒険していてもそこまで動じず、冷静に見守り、転んでも淡々と対応できる。
【衣類や物の管理がシンプル】★★★★★
男の子の服装は基本シンプル。また、アクティブな遊びにより汚れることが多いので、ママ自身の服装や身だしなみも実用性を重視する傾向がある。
【活発でエネルギッシュ】★★☆☆☆
男の子は元気に走り回ることが多いので、ママもそれに合わせて活発でエネルギッシュな性格。
子どもを追いかけたり一緒にスポーツをしたりする元気な母ちゃん、いますよね、あのイメージ。
【冷静で落ち着いている】★★★☆☆
男の子は感情をストレートに表現するので、怒ったり泣いたりする場面でも、ママは慌てずに落ち着いて対応できる。息子くんの感情に振り回されず、子どもの気持ちを理解しようとする。多少のトラブルや乱暴な言動にも、広い心で受け止めます。言わば…ドライ。
【忍耐強い】★★★☆☆
男の子はエネルギーが溢れていて、感情的な爆発も多いので、ママはそのような場面にも辛抱強く付き合うことができます。何度も同じことを繰り返しても、怒らずに対応できる忍耐力があります。
【ポジティブで明るい】★★★★☆
感情的になっている子どもをなだめたり、元気づけたりするために、ママ自身が明るく前向きな性格であることが多いです。感情の波があっても、最終的に笑顔で解決することが得意です。
一般的に言われる【女の子のママ】の特徴とイメージ
では、女の子のママは、一般的にどんなイメージがあるでしょうか。
【コミュニケーションに重きを置く】★★★★★
女の子は言葉で感情を表現することが多いため、ママはよく話を聞いたり、丁寧にコミュニケーションを取ったりすることが多い。
【細やかな気配り】★★★☆☆
女の子は、ファッションや小物、髪型などにこだわることが多いため、ママはそういった細部にも気を配る傾向があり。また、子ども同士の人間関係にも敏感で、家に遊びに来たら基本放置というより、ちょいちょいサポートすることも。女の子は繊細だからね…。
【共感力が高い】★★★★☆
女の子は感情を繊細に感じ取ることが多いので、女性同士としてママも共感力が高く、子どもの気持ちを察してあげることが得意。
【家での遊びや創作活動が得意】★★★☆☆
女の子は比較的、室内での遊びや手芸・絵を描くなどのクリエイティブな活動が好きなことが多いので、ママもそうした活動に一緒に取り組んだりサポートすることが多い。
【ファッションや美意識が高い】★★★★☆
女の子はファッションや見た目に興味を持つことが多いので、ママも娘ちゃんと一緒におしゃれを楽しんだり、美的な感覚を育むことが多いです。おしゃれを一緒に楽しんだりできるのは特権ですよね!
実際、性格や嗜好はどう変わった?ママ達の声
\実際、男の子ママ、女の子ママになって、どんな変化が現れたのか、聞いてみました!/
・【男の子ママ】まさしくクレヨンしんちゃんのミサエのようになりました。もともとおっとりして穏やかな性格でしたが、ヤンチャな男の子3人の母になり、朝から「こらーーーー!!」と叫んでる「かあちゃん」になりました!
・【男の子ママ】もともとはおしゃれが好きで服装やヘアスタイルはいつも気にかけていたけど、ママになってからは自分の時間も減り、子どもに汚されることも多いので、ストレスを減らすために、白より黒!スカートより動きやすさ重視!になりました…
・【女の子ママ】赤ちゃんが産まれる前は「男の子のママっぽい〜!」と9割方言われましたが、いざ出てきたのは女の子。娘の趣味嗜好の影響を受けてか、自分も女性らしい服装をするようになりました。
幼ければ幼いほど手が掛かる中で、自分を優先できる時間は、夫含めた外部に頼まなければ確保できないですよね…性格が変わるのって、そんな忙しく大変な環境に順応できるように変化する必要があったのかもしれません。
本当に性格って変わるの?妊娠・出産後の変化について
しかし、実際に性格は変わるのでしょうか。性格はそう簡単に変わらないと一般的に言われていますが、ホルモンやフェロモンの影響があれば直接的な変化はあるのか。
生物学や脳科学の観点から見ていきましょう。
まず結論として「変わります」
ただし、性格というより、ホルモンによる一次的な変化が体内で起こり、その影響で性格に変化が生じる、と言った形です。
▶子どもが好きになる
Elseline Hoekzemaの研究チームは、妊娠・出産を初めて経験した25人の女性を妊娠前後の両方の時点で調べたとこと、出産後の女性に自分の子(乳児)の写真を見せると、他の乳児の写真を見せる場合と比べて、妊娠によって変化した脳領域の一部で神経活動が高くなります。
▶感情的になり、鬱(うつ)傾向が上がる
▶言葉や記憶に関する能力が一時的に低下する
いわゆる「マミーブレイン」。
妊娠と同時に脳の変化が始まり、産後にはホルモンの影響もあって、脳全体における灰白質が7%ほど萎縮する。ただし、出産後約2年間維持され、記憶に関連する脳領域である海馬だけで灰白質の容積が一部回復していたことが明らかになります。
▶ストレス耐性がつく
変化の最たるものが「ストレスに強くなる」こと。氷水に1分間手を浸す実験では、母親のストレス値は子どものいない女性よりも低くなりました。ストレスに弱ければ、育児はキツイ!!!
▶嗅覚、視覚、聴覚が鋭くなる
赤ちゃんの状態に集中し、異常にいち早く気づくために、嗅覚が鋭くなり、色の差を見分ける能力が大幅に上がります。聴覚も上がり、赤ちゃんの泣き声のみならず微細な物音まで聞き取れるようにも。
妊娠・出産をすると、否が応でも子どもを中心の生活になります。
新生児期なんてまさに24時間ですよね。赤ちゃんのペースで寝起きして、体も赤ちゃんに順応して。
そしてマミーブレインにより、強制的に赤ちゃん第一主義になる。マミーブレインは約2年程で終わりますが、一度赤ちゃん第一主義になった影響で、2年以降もしばらくは子ども優先。
周りに頼れる人がいなければ、自分が適応するしかない!そう本能的に思って、性格も変化するのかも。母は強し…!
まとめ
人によっては、よく出産前から「男の子のママっぽ〜い!」などとイメージを押し付けられることありますよね。
私は9割9分、男の子のママと言われました。
残念、姉妹のママになりました。
おそらく上記のような印象があったんだろうな。
まぁ、もちろん、これは一概には言えませんし、子どもの性格だったり、子どもの人数だったり、置かれている環境によってママ自身の性格や雰囲気が変わってしまうこともあるはず。
なぜ変わってしまったかと言えば、自分のことよりも、子どもを一番に考えているから。母のカガミですね…!
ですが、充実した育児をする為に忘れないで欲しいのは、【自分らしさ】
フッとした時にひとりの時間ができると、「あれ?私なにが好きだったっけ?」「独身の時どうやって過ごしてたっけ?」と自分を見失ってしまうこともあります。
子育てが落ち着いていくのと比例して、自分の時間も増えていきます。
そんな時に自分の好きだった活動を再開したり、子育てを通して見つけた新たな趣味など、余暇を楽しむ時間を作ってください。
子離れしてから鬱傾向に陥る空の巣症候群を避けるコツはこちらの記事をご覧ください。
変わる時は変わるし、変わらないものは変わらないんです。
気楽に行きましょう!!
参考文献:https://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/11498
https://www.kuins.ac.jp/news/2021/03/post_34.html
https://www.nakayamashoten.jp/zaidan/_userdata/2015/2015-international-exchange-1-4.pdf