より賢く!夫(旦那)に家事を手伝ってもらうためのコツ

おすすめの家事のコツ
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夫婦で家事の分担していますか?
令和になってもいまだ「家事は女性がするもの」という暗黙のルールは存在しています。

「なんで私ばっか…」不満は塵積って山となります。少しでもモヤッとしたら話し合うのが夫婦円満のコツ。より話し合いの手間を減らすならば相手のことを理解した上で戦略を練りましょう!急がば回れ。より効果的に協力しあえるように、男女の思考や行動の違いから学び、対策をお伝えしていきます。

男女によって違う!ストレスが溜まった時の行動

まずストレスに対する行動について、男女の考え方や行動の違いを学びましょう。
ここでは二人の心理学者の実験結果からお伝えしていきます。

心理学者のFrederick Taylorは、男性はストレスに対して戦う逃げるか (fight orflight)という反応が多く、女性は子供を守り(Tend)、女性同士で集まる傾向(Befriend)にあることを多くの例にて紹介しています。
また同じく心理学者のReppetiら(1997)は、共働きの夫婦が仕事に疲れて帰宅した時の態度の違い」について研究したところ、母親は帰宅後に子供を抱きしめるなどより優しくなる一方,父親は1人でいることを望み自分の部屋に行きドアを閉める、いわば「逃避」と言う形が現れたと発表しています。

\一般的に言われている「疲れた時の気持ち」/

女性の場合
・誰かに話を聞いて欲しい
・気持ちを察して欲しい
・自分一人で頑張っている気がする

・気持ちが感情的になる

女性は疲れている時に「他人と話すこと」でストレスを解消できます。感情を言葉や態度で表現することが多く、涙を流すこともストレス解消の一つの方法です。また疲労が原因で頭痛や消化不良、気分の落ち込みなどの身体的・精神的症状を感じやすいので、家族やパートナーにケアやサポートを求める傾向にあります。

つまり女性(妻)は夫を協力しあえる良き理解者と思ってるから、話を聞いて欲しいのです。

男性の場合
・誰とも話したくない
・そっとして欲しい、一人の時間が欲しい
・黙っていても信頼して欲しい

疲れている時に男性はストレスを解消するために「一人で過ごしたがる傾向」があります。これは、他人と話すことでさらに疲労を感じることがあるためです。また、筋肉痛や頭痛などの身体的な症状を強く感じることがあり、活発な活動を避け、休息を優先することが多いです。また疲れている時は感情を表に出さず、内に秘める傾向があるので一見無口になり機嫌が悪く見えてしまうこともありますが、奥さんに不満があるわけではありません。

平和に話し合うためのコツ

上記で男女の違いをわかっていただけたと思います。それでは実際に話し合う時、なにに配慮すればいいでしょうか。話し合いはタイミングで結果を分けると言っても過言ではありません。例えば疲れている時に話し掛けられたら心は塞ぎこんでいるので、話の内容に集中できず気持ちは寄り添えないですよね。

冷静に話し合えるような環境を作るために、どんな環境が望ましいかお伝えします。

相手に期待しすぎない
あなたが少し疲れている様子を見た時に、「大丈夫?疲れているみたいだから今日は夕ご飯作るよ。」とか「あ、これやっておいたから!」と言わなくても気が付いてくれる…無意識にそんな理想を押し付けていませんか?

言わなくてもやってくれたらどれだけノン・ストレスか!!!しかもパーフェクトに終わらせる!!…そんな方、相当稀です。ドラマや漫画の世界です。。

理想が強いと自分の思い通りにならずイライラしてしまうかもしれません。相手は自分とは違う人間ということを忘れないでくださいね。

タイミングを図る
会ったらすぐに話したい気持ちはわかりますが、夫が帰ってきた瞬間に爆弾トークを始めるのはさすがに自分本位。

帰宅後の食事中やソファでくつろいでいる時など、夫がほっと一息をついた時に話し掛けると、話を聞く体勢を整えることができます。

また、あまりにも疲れていたり、話せるタイミングじゃないと察した時は、なにも言わずにお茶やお酒など出してあげると思いやりが伝わり、夫婦の絆を強めることができます。

なにも言わずそっと近くにいるだけでも、元気って回復しますよね。(夫婦仲が良い場合)

不満をぶちまけない
話を聞いてもらいたいだけなのに、気が付いたらイライラする感情をぶつけていた、なんてことありますよね。

イライラをぶつけた方はストレス解消しても、ぶつけられた方はストレスが溜まります。夫はストレスを発散する相手でなく、不安を共有する大切なパートナー。イライラの向こうに不安があるはずなので、そこを共有できるといいですね!

そのために、自分自身イライラと向き合い、こまめに発散しておくことをオススメします。

point:内なるイライラ チェックリスト
☑自分の心の声聞こえているか
☑自分の好きなものや新しい刺激に対して感情が動くか
☑感情を抑えて我慢していないか
☑自分のことを後回しにしたり、ないがしろにしてないか。

家事が苦手な夫との付き合い方

そもそも家事が苦手な男性っていますよね。その場合はどうしたら協力してくれるようになるでしょうか。

■家事を手伝ってもらうことで得意分野がみつかるかも!
得意分野を見つけるために細かい作業を手伝ってもらい、適材適所を探してみては?
「こんな整理整頓が得意なんて…!」「力仕事だとは思ったけど、こんな一瞬で終わるとは!」と驚きが待ってるかも。 自分のしたことで喜んでくれる人を嫌に想う人はそういません。してもらえたことを素直に喜び、感謝を伝えてみましょう。彼のモチベーションは上がるはずです。

■諦めず話し合う機会を設ける
「私の負担が大きいなぁ…」と思ったらモヤモヤが蓄積し始めるゴング。

どうせしてくれない→話し合いや衝突を避ける→諦める→結果:なにも変わらず負担が増えていく。

そうならないようにしっかり気持ちを伝えて相談してみましょう。子どものいる家庭なら、子どもにも分担してもいいと思います。家庭の問題は、家庭で解決することで絆も深まります。

■相手にやりたい家事の希望を聞く
家事と言えど、人には得意不得意があります。それなら本人に「どんな家事ならできる?」「どんな家事ならやりたい?」と質問してしまうのも手。まずは小さいことでもいいので、お願いしてみて、その結果どれだけ自分(妻)がありがたいか伝えると成功体験に繋がり、さらに協力的になる可能性があります。

家事を視覚化!行動リストを作る

夫婦は別々の環境で育ち、また個人でも気になる視点が異なるため、やり方や流れが違います。今まで生きてきた中で得られた知見であったり経験がお互いにあるので「家事のやり方は人それぞれ」というスタンスでいる事が大切です。
なぜ相手がその行動を取るのかを知る為に、一緒に家事ひとつひとつ細分化してみてはいかがでしょうか。「あ、こんなこだわりがあるんだ」「なるほど、こんな裏技が…」と気が付けるかもしれません。

行動リストを作成したら家事の大変さを共有できますし、分担を決めることで今より楽になるかもしれません。

例:洗い物
①きれいに食べきる:ご飯粒1つ茶碗にあるとないとでは洗う手間が違う
②シンクまですべて運ぶ:洗い終わった後にテーブル拭けるようにするとスムーズ!
③油汚れを拭き取る:ペーパータオルや牛乳パックの切れを使うと洗い物の手間が減る
④水洗いをする:タライに漬けておく家もあるよね
⑤洗剤で洗う:スポンジは分ける派?統一派?
⑥泡を流す:流しきらないと洗剤が料理と一緒に口にする可能性も!
⑦拭く:干しておいて乾いたらしまうタイプも
⑧濡れたシンク周りを拭く:水あかが残ると、後々掃除の手間が増える
⑨食器を棚に片付ける:よく使う食器はどうする?
⑩使った台拭きの処理:洗濯機に入れる?漂白剤に漬けて干す?

★point
「気付いた人がやればいいルール」だと他人事になりモヤモヤの原因になってしまうので、排水口はどのタイミングで替えるか、洗面台の掃除のタイミングなど細かくハウスルールを決めておくと良いと思います。夫婦間のモヤモヤは会話で解決できますし、伝えなければ始まりません!察する能力は男女で違う!

まとめ

いかがでしたか?
昭和の習慣「家事(と育児)は女性がやるもの」という風潮が根強い両親の下で育ったら、それが子ども(夫)にも影響してしまうのはしょうがないこと。これを放置していても状況が変わる可能性は、ほぼゼロに近いのではないでしょうか。相手が「女性がやるもの」と思っているなら、それを変えるのも「女性」であってもいいのでは。不満をぶちまけて感情的に話すよりも、冷静に建設的に話すと、より何をして欲しいか、現状はどれだけ負担が掛かっているかなど伝わります。
どうせ話し合うなら後悔のないよう賢く行きましょう!

▼こちらの文献を参考にしました!
書物:今日は、子どもが可愛く見える ママのゆるコツ事典 渡辺のぞみ

論文:ストレス反応の男女差 山田茂人(佐賀大学医学部)
ワ ーク ・ ファミリ ー ・ コンフリクト 藤本 哲史(南山大学)、吉田 悟(帝京大学)

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