嬉しいはずなのに、どうして?看病終了後に心の余裕がなくなる理由

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なんかさ、看病を終えるたびに思うんだ。
「あ、今自分の心に余裕がないな」って。

子どもが回復して無事に日常が戻り、嬉しいはずなのになんでだろう。
気の緩みが理由の一つなのかな。
一日分の稼ぎが減った経済的余裕のなさかな。

昨夜長女とのすごろくゲームがあまりにも終わらなくて泣きだしそうになり、途中で終わらせてもらっちゃった。

病み上がりの次女はギリ微熱だし、洗濯物は30分前に洗い終わってるし、長女も咳きが少し出てるし、気がかりがいくつもあったからかな。

ない?皆さんも、そういう時。

このイラつきのメカニズムがわかれば、自分の心の変化の明瞭度が上がって、アンガーマネジメントに繋がるのでは、と思ったので、理由について調べてみました。

嬉しいはずなのに、どうして?看病終了後に心の余裕がなくなる理由

調べたところ、看病を終えた後に精神的に余裕がなくなることは、珍しいことじゃないようで。
心理的側面と脳科学的側面から書き出していきますね。

感情的な疲労(エモーショナル・エグゾースション)

看病は体力的な負担だけでなく、感情的にも非常に疲れる行為です。
家族、ましてや我が子が病気で苦しんでいる姿を見続けることや、常に心配しながら過ごすことが感情的なストレスを引き起こします。長期間続くと、このような感情的負担が積み重なり、心が疲弊してしまうのです。看病を終えた瞬間に、その緊張が解けることで、精神的に余裕がなくなることがあります。

責任感の重圧

看病している間、多くの人は「自分が面倒を見なくてはいけない」という強い責任感を感じます。このプレッシャーは、常に正しい決断をしなければというストレスに繋がります。特に看病者が自分一人で多くの決定や介護を担っている場合、その責任感はさらに強まります。看病が終わると、この重圧が急に解消されるため、精神的な疲労が一気に感じられることがあります。

自己犠牲と自己ケア不足

看病中は他者の健康や快適さを優先するあまり、自分のことを後回しにしがちです。これは「自己犠牲」に繋がり、看病する人自身の精神的・肉体的なケアが不足します。また、看病を続けることで達成感や幸福感を感じさせる脳の「報酬系」が十分に刺激されないため、どんどん精神的な余裕が失われ、看病を終えた後にその蓄積されたストレスや疲労が噴出するのです。

緊張の持続とその反動

看病中は常に患者の状態を気にしているため、脳の交感神経系が過剰に活性化れます。交感神経系は「戦うか逃げるか」という緊急時の対応に関与し、心拍数を上げたり、注意力を高めたりしますが、これが長時間続くと体と脳が持続的な緊張状態になります。この緊張は「慢性ストレス」として蓄積され、心身に悪影響を与えます。「慢性ストレス」が短期間ならば耐えられるものの、長期間続くとその後に大きな反動が起こり、精神的に余裕がなくなるのです。

感情の共鳴とミラーニューロンの疲労

人間は他者の感情を共感するために「ミラーニューロン」という特殊な神経細胞を持っています。看病中、患者の痛みや不安、苦しみに共感することで、このミラーニューロンが頻繁に活性化されます。特に身近な人や家族の世話をする場合、この共感が強くなり、患者の感情的な負担が自分にも影響を与えるようになります。
ミラーニューロンは役割が大きい反面、頻繁に使われ続けると感情的な疲労を引き起こします。看病が終わった後も、脳はこの感情的な負担を解放しきれないため、精神的に余裕がなくなることがあります。

睡眠不足と脳の回復力の低下

看病中は、睡眠時間が十分に取れないことが多いです。
脳は睡眠中に記憶の整理やストレス解消を行い、グリア細胞を使って脳の老廃物を除去しますが、睡眠不足が続くと、これらが妨げられて脳の回復力が低下します。

看病を終えた後でも、脳の回復が追いついていないため、精神的な余裕がなくなる状態が続くことがあります。特に、前頭前野が回復しないと感情のコントロールが難しくなり、ストレス耐性が低下します。

❁⃘

わーかーるー、どれも凄いわかる。特に長期にわたる感情的な負担や責任感の重圧、自己犠牲によるストレス、ここらへんだね!!!

このいくつもの要因が看病を終えた瞬間に一気に解放されるから、ストレスが爆発してしまうんだね!

おすすめのストレス発散方法

本当さ、いつも思うんだけど、家族の病気が理由で仕事休んでも、看病者の自分は休めてないんだよね。看病したら半日は休みもらって自分の休暇に充てたいよね。

自分の会社を持ったら、絶対そうしてやると公約を定めつつ、
看病を終えた直後自分はなにをしたら喜ぶのか考えてみました。

まず思ったのは、①自分優先に動きたい ②外に出たい ③自分の欲に従いたい

子どもの年齢によってできることとできないことがあるけど、以下挙げてみました!

軽いウォーキングや短時間のランニング

軽いランニングやウォーキングは、エンドルフィンやセロトニンなどの「幸福ホルモン」を分泌し、ストレスホルモン(コルチゾール)を減少させます。また、脳の血流改善や神経の新生を促進し、脳のストレス耐性を高めます。これにより、心身のリラックスと精神的安定が得られるため、効果的なストレス解消法です!

\ point / 自然豊かな場所でゆったりとしたペースで歩くことが、心を癒し、リラックスを重視しましょう。静かな場所に行き、携帯電話はオフにして、ただ自然の音や風景に集中することも効果的です。

入浴やカフェで、自分を優先したご褒美タイム

看病を優先した自分へのご褒美!自己犠牲からの解放されて、自分の欲求を満たすことで、ストレス解消や気分転換ができ、リラックスと充足感が得られます。また、自己ケアにより心身のバランスも整いますよ!

\ 例えば… /
・極上お風呂タイムやマッサージ:長時間のストレスや疲労を癒すためには、心身の緊張をほぐすリラクゼーションの時間が必要です。近所にスパや温泉がない場合は、自宅のお風呂に大好きなアロマを数滴垂らしてゆっくり浸かるのも◎
お風呂上りはボディークリームでマッサージしながら、自分の苦労を労いましょう♡
お気に入りのカフェで過ごす:自分の好きなカフェやレストランで、ゆっくりと好きなものを楽しむ時間もおすすめです。美味しい食事や飲み物を味わうことで、気分転換になり、ストレス解消に効果があります。

映画鑑賞したり、趣味に没頭!

映画鑑賞や趣味に没頭することで、脳は日常のストレスや不安から一時的に解放されます。楽しい活動はドーパミンを分泌させ、心地よさや達成感を感じやすくなり、リフレッシュ効果が高まります!

\ point /
特に映画鑑賞は、看病という狭い空間から瞬時に自分を解き放ってくれるので、私はオススメ!
ピザポテトとジュースを携えて、じっくり楽しんじゃいましょう!

まとめ

あーーー、言語化できた。
自分がなんで看病後にイライラしてしまうのかわかった。
母親は特に子どもとの繋がりが強いからさ(胎盤を通して、お互いの細胞がお互いの体内に潜んでいるから)、余計に過度なストレスが掛かっちゃうんだよね。

わかるよ、苦しんでる我が子なんて見たくないよね。
一日でも早く治って欲しいもんね。

でも同時に自分を労うことも大事よ?
子どもの看病が終わったら、もし長期に渡るようであれば、パートナーに協力してもらってさ、
自分へのご褒美タイムも確保しよう?

精神的に余裕がなくなったと感じたら、しっかりと休息を取り、自分へのご褒美に充てよう!

さて、私はなにしようかな。

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